ともりの蹴球戦記

サッカーを基本に、気付いたこと、思ったことを気ままに書いていきます。

なぜ香川が有用とされるのか。この動画を見てほしい。

香川の凄さは得点ではない。この動きの質とインテリジェンスだ!

 

香川と言ったら得点やアシストが取り上げられることが多いが、実際どこが秀でているのか、分かりやすい得点ばかりがフォーカスされているが、実は違うところに凄さが隠れている。

 

一時期話題になった動画なので見たことがある人も多いと思うが、このブログを立ち上げてから掲載していないので載せたいと思う。

 

 


How to Kagawa - YouTube

 

冒頭のこのシーン、同じようなシチュエーションの2個の動画をつなげている。

この後香川にパスを出した場面と出さなかった場面でどう展開が変わったのか比べている。

 

香川がパスを要求している場面で、的確に出すことが出来たらここまで展開が変わるという分かりやすい例だ。

 

この動画を見ていくと、香川のパス&ムーブでスペースが出来たり、頻繁に動きまわって相手の裏を取り、パスを要求しているのが分かる。

 

日本代表でも散見されるのが、香川が欲しいタイミングでパスが出ないことだ。

 

パスを通せる技術がないからなのか、チャレンジしてないのか。

出し手の問題の方が大きい気がする。

 

それは、ドルトムントギュンドアン、ヴァイグル、マンU時代のキャリックを見ていても的確に要求しているタイミングで出しているのを見るとわかる。

 

 


Kagawa is a team player - YouTube

 

この動画も、ルーニーからエルナンデスへのパスコースを作る動きが秀逸なのだ。

 

しかしルーニーはシュートを選択する。

 

この位置だと、ルーニーの決定力を考えればシュートを狙っても文句は言えないし、海外のフォワードはこれくらいのエゴが必要なのもわかる。

 

しかし香川が完璧に敵DFを釣っている事を考えると、より確実性があるのはエルナンデスへのパスだろう。

 

このような動きが出来ることが、チームメイトや監督から評価されるところだろう。

 

そこに得点力が発揮されていた、前期ドルトムント時代に評価されるのは必然だったのが分かる動画になっている。