ともりの蹴球戦記

サッカーを基本に、気付いたこと、思ったことを気ままに書いていきます。

香川真司:日本代表のじれんま

日本代表で、なぜ香川真司が活躍できないのか。

日本代表で、なぜ香川が活躍できないのか考察してみます^^


まず、活躍のバロメーターとして、逆に活躍していたときを
検証しないことには始まらないような気がする。

香川が活躍していた時…


いつ??なんて思ってしまいそうだが、
第一次ドルトムント時代と、怪我があって結果にはあまり残ってないが
マンUファーガソン時代と定義してみましょう。

まず、第一次ドルトムント時代。

この時のフォーメーションは、
1年目

トップ     バリオス
2列目 グロクロ 香川  ゲッツェ
3列目   ケール  シャヒン
4列目はほっといてw

 

2年目

トップ    レヴァ

2列目グロクロ 香川 ゲッツェ

3列目  ケール ギュンドガン

こんな感じでした。

まず、1年目トップのルーカス・バリオスからですね。

この選手は、得点力より、ポストプレーが優秀な選手
香川としては、ポストで落としてもらって前を向ける
これが大きかったのだろうと推測できる。

2列目 グロクロ

第一次ドル時代に一番仲良かった(バスの中で寄り添って寝ちゃうほど^^)
それがパフォーマンスにも影響するのは皆さんご存知の通り。

2列目 ゲッツェ

天才的なボールテクニックとサッカーインテリジェンスを持ってる
本物!
香川から見たらフィーリングの合うチームメイトだったのは疑いの余地は無い。

3列目 ケール

ゴールに繋がるようなパスは少ないが、ボール奪取したあと、
まず、香川にボールを付けるのを基本にしていたように感じる。

3列目 シャヒン

この選手は長短織り交ぜた、まさに司令塔のような選手。
香川在籍時には、サイドへロングパスや、香川に当てて戻りをサイドに散らして
など、組み立てが素晴らしかった。
シャヒンは、香川を3番目にパスを受ける選手として使っていたのを思い出す。
香川の先、トップに当てて香川に落とさせる。
サイドに振って香川に戻したところをトップにスルーパス
出させるなど。


このように、香川のドル1年目は廻りに、香川を理解して
香川のプレースタイルに合わせる事が出来る選手が揃っていたことがわかる。

香川の得意なプレーは、まず周りを使って、崩したところを
ペナルティーエリアに進入しフィニッシュを決める。

それが基本パターンにある。

第一次ドル時代を見ると、バリオスに楔が入り、香川に落としたところを
ゲッツェとのコンビネーションでペナルティーエリアに侵入。折り返しを
香川、もしくはバリオスがゴールを決める。(逆パターンもあり)

これが基本パターンになっていたのが、過去動画を見ると良くわかる。

2年目は、ギュンドガンが加入し、トップのレギュラーがレヴァンドフスキ
に変わったが、ギュンドガンはシャヒンより、より短いパス交換を好むタイプで
レヴァは皆さんご存知の通り、ポストプレーを覚え、全てのプレーに磨きが掛かった
印象だったのが思いだされる。

 

※1年目、香川はレヴァさんからトップ下のポジションを取られずに

キープしていたんだね^^

 

ここまでで見えてきた、香川が活躍する為のキーマンは

 

香川の特徴は、高度なインテリジェンスから来る、

チームメイトを使う技術に一番のストロングポイント

だ。

 

それにプラスアルファで、一年目の決定力やアシスト力。

ホールと呼ばれるスペースに入り込み局面を進める力があった。

 

本題に戻り、日本代表でなぜ活躍出来ないのか。

を考えてみる。

 

まず、日本代表には、ゲッツェ、レヴァ、さらには

ボランチギュンドガンorシャヒンみたいな

キャラクターの欠如が言える。

 

まずボランチ

 

シンガポール戦でも、何回も香川がホールに入りパスを

要求したにも関わらず、柴崎からパスが出ることが無かった。

 (マンU時代にキャリック以外からパスが入らなかったのを思い出す。)

気になる人はシンガポール戦がようつべでアップされてるので

見たら解ると思う。

香川も試合後のインタヴューで「もっと(パスを)出させないといけない」

 と言っている。

 

第二に、狭い中でのコンビネーションがあげられる。

第一次の時のゲッツェ、現在のロイスに変わる選手が

日本代表に居ないのが問題なのだ。

 

香川がホールに入り、細かいステップからパスを出す。

密集地域でバイタルエリアなので相手ディフェンダー

対応に困る。

ここをコンビネーションで崩せる選手が廻りに居ないのが

問題。

今現状で香川のプレーに付き合えるのは、

清武以外に居ないのが現状である。

それをハリルホジッチさんは理解してるのか。

してるけどどう組合わせたらいいのか考えてるのなら

楽しみもある。

 

本田はスキルはあるが、香川のスピードについていけない印象が強い。

 

岡崎はスキルはあるが、イマジネーションの所で

香川についていけてない。

 

柴崎は、ミスを恐れ、安パイを選んでいる。

 

自分としては、香川に合うメンツでスタメン組んだら

崩しのクオリティが格段にあがるのではないかと考えている。

 

僕が期待しているのが、同じドルトムントに在籍している

丸岡。

 

プレシーズンで格下相手というのはあるが、

香川、ロイスと抜群のコンビネーションで3番目の動きで

裏に抜け出し香川にアシストしたのは良い例だ。

 

 あと1年、2年経験を積んで、香川とコンビネーションを確立したら

日本代表の有効なオプションになりそうな予感がする。

 

 

その上で、批判を覚悟で書かせてもらうと、

 

トップ     宇佐美

アタッカー 丸岡 香川 清武

ハーフ    長谷部 遠藤

 

遠藤は年齢的に考えても現実的ではないが、

香川に良いパスを付けられる、その実力と余裕が

あるのが遠藤しか居ないような気がする。

 

トップは宇佐美、柿谷と悩んだ。

 

宇佐美は個の能力が高いせいか、コンビネーションより

自分で仕掛けて最後まで行くプレーが、最大の

ストロングポイントだと思う。 

 

柿谷は、クラブであまり試合に出ていない事を

考えると、現実的ではないがコンビネーションからの

崩しと考えると有用性は高い。

 

本田は、良くも悪くも王様タイプ。

香川と本田ではプレースピードが違うので、

本田に合わせると、香川の良さが死ぬように感じる。

 

香川と本田の共存で、一番良い組み合わせは

本田がボランチ香川トップ下が一番だと思う。

 

本田のプレービジョンはもっと後ろで真価を発揮する。

 

現実的には、

 

トップ    岡崎

2列目 宇佐美 香川 清武

3列目  山口  本田

 

これが理想になるのかな。

 

武藤には触れていないが、今回は香川を生かすを

コンセプトに書いているので、現時点で武藤が合うとは

あまり思えない。

香川の活躍抜きにして、1歩下がったゲームメイク役として

香川を起用するのであれば、

 

    岡崎

宇佐美 香川 武藤

   本田 長谷部 

 

こんな並びも楽しみではあるが。

 

実現するとは思いませんが、ちょっと楽しみにしています^^